トロピカル・モダンからトロピカル・アーバンリゾートへ

料理も建築もインスタグラムなどのSNS上では、等しくデジタルコンテンツです。個人が感動したリアルな体験を投稿することで、多くのフォロワーから共感を得られ、フォロワーは、その情報を追体験して楽しむことができます。
どちらのコンテンツもマーケティング・ツールとして情報拡散を期待でき、体験コンテンツとしての相関性があります。

グルメ巡りのように「建築」を日常生活の中で楽しむ!

ここで、東南アジアのトロピカル・モダンの特徴をよりグローバルな都市リゾート向けに再解釈したものを『トロピカル・アーバンリゾート (Tropical+Urban+Resort) 』と定義します。
場所の特性、自然や歴史文化とリンクしている『トロピカル・アーバンリゾート』建築は、自然や都市を見渡せるレストラン・カフェで時間を楽しみ味わうコース料理のようなコンテンツです。
一方、一般的なオフィスビル、戸建住宅や集合住宅のユニットは、閉じたボックスで料理コンテンツに例えると幕ノ内弁当などのようなもので、必要な部屋や家具など機能が詰められたコンテンツと見なせます。

幕ノ内弁当とコース料理
ボックス建築とトロピカル・アーバンリゾート建築

料理とともにその場所や時間も楽しむ。


どこでも食べられるお弁当的なボックス建築だけでなく、場所や時間も楽しむコンテンツを増やすこと競争力のある魅力ある都市を持続させます。今後、都市生活での非日常体験を提供する『トロピカル・アーバンリゾート』プロジェクトを推進し、魅力あるコンテンツ、空間ブランディング、魅力あるライフスタイルを生み出す仕組みづくりを行います。

おすすめ記事