どのような種類のプロジェクトであれ、それを推進していく上で事業目的に応じて必要なリソース(経営資源)を調達しながら進めていくことになります。

投資国の『政治、経済、社会、文化、宗教、人間』について理解し、それぞれに潜むリスクを顕在化し、解決していくことが求められます。

その中で特に重要なのは、『人間』についての理解で、各分野に精通したスペシャリストが不可欠です。

『プロジェクトのリスク』の把握のために『市場、信用、事業投資、カントリー、資金調達、環境・社会、コンプライアンス、情報セキュリティ、災害、インターネット(WebやSNS)、品質』などに対して数値化し、計測・モニタリングしながらコントロールする手法もありますが、今までプロジェクト担当の経験の中で、よりリアリティのあるコントロール手法として、いかに確かな情報を入手し経営判断していくか、つまり

『信頼できる人を通じて、信頼できる情報を入手しながら適時状況に応じて進めていく』

これが海外事業推進の前提条件です。

カントリーリスク、セキュリティリスクについては、その内容から投資決定後にコントロールすることが難しく、事後的な対応となります。一方で、オペレーショナルリスクへの対応は、投資家の意向をプロジェクト体制に反映できる範囲です。

プロジェクトの立ち上げ時のチーム形成がプロジェクトの成果を左右するといっても過言ではありません。私たちJPIDではその役割をローカルパートナー業務として投資家へ提供しています。