• 土. 6月 25th, 2022

JPID Japan

日本×インドネシア投資プロジェクトのデベロップメント

設計と施工の発注は一括?分離?

事業主が建設プロジェクトを進める際には、現地の社会構造に合わせて、どのようにコンストラクションチームを組成するのか?いろいろと悩まれると思います。

1.『ゼネコンへ設計施工を一括発注』とするか、
2.『設計は設計会社、施工はゼネコンと分離発注』、あるいは、
3.『企画設計、あるいは基本設計までを設計会社とし、実施設計からをゼネコンに発注する』かなど、
概ね、そのバリエーションは3タイプに分けられます。

グローバル企業の事業担当者は、既に様々な国々で建設プロジェクトを行っていて、その経験に基づいて様々なストラテジーをお持ちの場合もあります。
いろいろなプロジェクトを経験し、どう発注するのか?

プロジェクトの成功事例からバックキャスティングしてみたいと思います。

結論としては、
1.コスト優先→分離発注
2.スケジュール優先→一括発注
3.コストもスケジュールも優先→上記のハイブリッド、つまり実施設計からはゼネコンが担当

加えてもう一つ、プロジェクトで多いケースは、
4.『施設計画の内容が試行錯誤中にも関わらず、プロジェクトを進めるケース』です。

このようなケースはスケジュール優先のケースが多く、

上記の2『スケジュール優先→一括発注』あるいは3『コストもスケジュールも優先』を選択することになりますが、この場合には、問題点を施工段階へ先延ばし、つまり積み残してしまうことになり、その結果、建設会社との駆け引きが複雑になり、プロジェクトがスムーズに進まず、スケジュールもコストも当初の想定から大幅にズレてしまいます。

つまり、『急がば回れ』という考え方に基づき、

4.『施設計画の内容が試行錯誤中にも関わらず、プロジェクトを進めるケース』→分離発注が適しているということになります。

プロジェクトの成功事例からバックキャスティングした発注方式の選択では、現地の状況、プロジェクトの進捗状況に合わせて、ベストな選択を行うことが、その後のプロジェクト進捗の基礎となります。

土地や基礎が上部構造の安定性、持続性に影響を与えるのと同じ論理です。逆に言えば、最初のストラテジーを勘違いすると、プロジェクトチームが効率的に機能しなくなり、プロジェクトはスムーズに進まなくなります。