『イーロン・マスク氏が率いるスペースX社が、衛星通信を利用したインターネットサービス『Starlink』の提供を日本でも開始した。Starlinkは、550kmという低高度に数千機の衛星を打ち上げて、地球上を高速インターネット網で覆おうというサービス。Starlink:https://www.starlink.com/ 』
このニュースが先日発表された時、最初に思ったこと、それは…
建設現場でのリアルタイムリモート施工管理がスムーズになる!

ということでした。最近担当した日系大手不動産会社の技術管理本部と協働した建築検査ではインターネット通信が使えず、携帯端末の通信を利用しました。しかし、検査場所の電波の強弱に影響されスムーズな検査をできず、結局は再度写真やドキュメントを作成して確認し合った経験があります。
コロナ禍のニーズから、ZOOMやTEAMSを活用したり、スマホアプリを活用した遠隔管理システムを提供する商品サービスを利用することで、リモートでの映像確認やタイムリーな現場会議の実施など施工管理業務は新しいフェーズに入っています。日本に限らず、東南アジアにおいてもリアルタイムのリモート現場管理は既に行われています。しかし、建設地が広大であったり、建物の地下や機械室など奥まった部分では通信を利用できないこともあります。


この『Starlink』のような衛星通信を活用したインターネットサービスで、地球上のあらゆる場所で均質な通信環境を得られることで、空間的、時間的な制約を緩和する新しい建設コンサルティングサービスが実施できる段階になります。